一昨日のロシア軍機撃墜は、もちろんトルコで最も重大なニュースとなっている。ニュース専門の放送局は、朝から晩までこれで持ち切りだ。
一昨日、トルコの新しい内閣が発表されたけれど、撃墜ニュースの前には、なんだか新内閣も霞んでしまった。
撃墜ニュースに関する識者のコメントなどを見ると、日本でも報道されている内容と大きな違いはないように思える。とりあえず急激な展開はなさそうだ。しかし、まだ海のものとも山のものとも分からない時点で、何かコメントを述べなければならない識者の人たちも大変である。
中には凄いことを言う人もいる。「ロシアは、いざとなったら天然ガスのカードを切れるが、そうなるとトルコの他に売り先がないから彼らも困るだろう。そこへ行くと、我々はまた薪ストーブでも焚けば良いから大丈夫、トルコの冬はロシアほど寒くない」
これには、『やめてくれー！』と叫びたくなった。
