もう10年ぐらい使っている腹筋台、ついに留め金の一つが折れてしまった。
接着剤でつけても、もたないだろうから、溶接するよりない。それで、近所の廃品回収屋さんに行って訊いてみた。
経営者の家族は、私がここに引っ越して来た頃、同じ建物の隣室に住んでいた。2ヶ月ぐらいしたら、何処かへ越してしまったから、隣同士だった期間は僅かだが、彼らは今でも私のことを“お隣さん”と呼ぶ。(まあ、トルコでは近所なら皆“お隣さん”だけれど・・)
溶接できるかどうか訊くと、「直ぐ持って来なよ。つけてやるから」と言う。
「いくらぐらい?」
「何言ってんだよ、お隣さんだろ? 代金なんて要らないよ」
本当に、トルコの“お隣さん”ほど有り難いものはない。感謝感激!