メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ガス・ストーブ

日曜日は、外を歩くと汗ばむくらいだったのに、今日はまた、ちょっと肌寒いような陽気です。朝夕は、もう少しの間ストーブの厄介になるかもしれません。

しかし、ストーブのガスボンベを持ち上げて揺すって見ると、まだまだ半分以上残っていそうな感じ。この春、これを全て使い切ることはないでしょう。

そして、来冬はスチーム暖房付きのアパートに引越し、もうこのガスボンベを使わなくても済む生活を夢見ることにします。

イスタンブールも、ちょっとしたアパートならスチーム暖房が付くようになって来たというのに、私が部屋を借りている築100年という石造りの建物では、上階に住む大家さんも未だに薪でストーブを焚いている有様。

私も、中古のガス・ストーブ一つで、なんとかこの冬を乗り切りました。ボンベは、ガスが充填されている場合、結構重たいから、上げたり下げたりするだけでも、随分と身体が暖まります。

ガスボンベが空になって買い替えると、2200円ぐらいするから、これまた貧困生活には堪える出費ですが、3月中は、家にいることが多く、ストーブの使用は長時間にわたって、4回も買い替えています。

とはいえ、用もないのに家を出て方々出歩けば、その方がよっぽど金も掛かったでしょう。

用事があって出掛ける時も、交通費を使うのはもったいないから、5~6キロぐらいなら、私は平気で歩きます。

そもそも、今住んでいるジハンギルはイスタンブールのほぼ中心にあって、大概の所へは歩いて行けます。

また、考えて見れば、一昨年の夏にトルコへ戻って以来、費用を先方が負担してくれる出張とビザ更新のギリシャ行き以外に、イスタンブールを離れたことは一度もありません。

出歩いていて、仕事の依頼を逃したら困るから、イスタンブールでじっとしていました。地方にいる友人たちとも全く会っていないのです。

しかし、これではさすがに気が滅入ってしまいますね。今年はなんとかもう少し出歩いて見ることにしましょう。犬も歩けば棒にあたると言いますから、そのうち何か良いことがあるかもしれません。