メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

諸事雑感

悪い政治家

昭恵夫人はともかく、さすがに安倍首相は、長い政治活動の中で、胡散臭い奴をたくさん見てきただろうから、直感もかなり働くんじゃないかと思うけれど、なんとなく、育ちの良さに由来する“人の好さ”が感じられて仕方がない。もちろん、育ちが良くても阿漕な…

ファーストレディ

(3月19日) 1991年にトルコへ来てから、5人の大統領が就任しているけれど、各大統領夫人の顔は、今でも全て思い浮かべることができる。 *訂正:オザル大統領は、89年から在任中だったので、91年以降に就任したのは4人の大統領。 積極的な言動…

ミクシー

(3月16日) ミクシーに加入したのは、2006年の12月だから、以来、既に10年になる。その後、フェイスブックやらツイッターにも加入したけれど、私にとって最も有効なSNSは、ミクシーだったような気がする。 一時期は、本欄の駄文をミクシー日…

石原慎太郎

87年に語学留学したソウルの下宿で、部屋の片隅に「月刊文藝春秋」が山積みにされていた。以前に下宿していた日本人留学生が残して行ったそうである。 その「文藝春秋」に、石原慎太郎氏の連載エッセイがあり、私はそこで初めて石原氏の文章に接した。他に…

いじめも争いもない社会

もしも、ベールで顔を隠さない女性の外出は絶対に許さず、写真や映像を伝える媒体も徹底的に排除すれば、その社会の男たちは、自分の妻や母以外に、女性の顔を認識できないわけだから、妻の容貌に不満を抱いたり、他の夫婦に嫉妬したりしないだろう。 もちろ…

恋人たちの日の妄想

もう30年ぐらい前に聞いた話だけれど、日本のホテル業界では、バレンタインデーやクリスマスイブに、大幅な過剰予約を受けておくのが常識になっていたらしい。ホテルで彼女と甘い一夜を過ごそうと予約しておきながら、結局キャンセルしなければならなくな…

フェアトレードのチョコレート

フェアトレードという運動を、私は昨年辺りになって、ようやく教えてもらった。もう随分前から話題になっていたらしい。 チョコレートの原料となるカカオ豆は、アフリカや南米で生産され、その農場では、多くの児童が奴隷のように酷使されている例も少なくな…

多くの国々が羨む日本の繁栄と平和

先日、トルコの時事討論番組で、「戦後の国際秩序が云々」といったテーマを論じていた識者が、「戦後、日本は、アメリカから技術力を与えられたお陰で・・・」などと話していた。実際の歴史的な経過がどうなっていたのか、私には良く解らないものの、明治以…

偽りても賢を学ばんを・・・

「・・・狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり。悪人の真似とて人を殺さば、悪人なり。驥を学ぶは驥の類ひ、舜を学ぶは舜の徒なり。偽りても賢を学ばんを、賢といふべし」と徒然草の 八十五段に記されていた。 だからと言って、偽りで善を行う者まで「…

スポーツ精神

雑誌か何かで読んだ話だけれど、日本のスポーツ選手の多くは、相手に反則があると、それを審判にアピールして防ごうとするものの、欧米の選手などは黙って同じ反則をやり返すという。これでは、なんだかスポーツの精神に反しているような気もするが、“スポー…

三方よし

「売り手よし、買い手よし、世間よし」の“三方よし”という言い回しは、昭和以降に作られたそうだけれど、江戸時代から近江商人の心得として、そういった概念が伝えられてきたのは確からしい。 クズルック村の工場も、「地域還元」をモットーの一つに掲げて、…

発展の原動力?

(10月28日) 嫉妬やコンプレックスといった感情は、人が発奮して頑張る原動力になるとも言われている。負け犬根性が強くて、最初から引いてしまう私には、この感情が足りていないかもしれない。 幕末、アメリカから帰国して、将軍に拝謁した勝海舟が、…

「士道」は「私立」の外を犯したが、「民主主義」は「私立」の内を腐らせる。

西欧で最も早くから衰退が囁かれていたのは、英国じゃないかと思うけれど、意外にしぶとい。ノーベル賞がどのくらい判断基準になるのか解らないが、2000~15年までの科学3賞受賞者は14人を数え、7人のドイツを大きく上回っている。基礎科学の分野…

二重国籍の是非

ギリシャとトルコの間を行ったり来たりしながら生活しているルムの人たちの多くは、当然、いずれの国籍も有しているのではないかと思う。ルムのスザンナさんと息子のディミトリー君も二重国籍者である。トルコでは、これに対して異議を唱える声など聞いたこ…

質実剛健の気風

昨年の末頃、“YouTube”により、ドイツの農村で「豚の屠殺・解体」を取材した日本のドキュメンタリー番組を観た。 遠い昔、冬の寒さが厳しいその村では、秋の間にドングリなどを食べさせて太らせた豚を屠殺・解体すると、血や内臓も余すところなくソーセージ…

適応力の問題?

セブンイレブンなどのコンビニやスーパーで、『20歳以上ですか?』と確認するのは、もう3年ぐらい前から実施されているそうだ。どうやら、正月に来た時は、コンビニ等で酒類を買い求めたりはしなかったらしい。 しかし、3年も前から実施していたのでは、…

時間に厳しい男

いつだったか、週刊誌か何かで田中角栄に関する記事を読んだ。20~30年前だったかもしれない。角さんと面識があり、その人柄を良く知っていると思われる記者が、かなり好意的に書いていたように思う。その中に、「田中角栄は時間に厳しい男だ」という件…

慰安婦問題と戦後の平和

慰安婦の問題はなかなか書き辛い。20代の頃、私はそれこそ定期的にソープランドへ出かけていた。彼女のいない独身男としては、『まあ、しょうがないんじゃないか』と思っていた。韓国へ行っても、これは変わらなかった。日本に比べたら破格に安いので喜ん…

戦後、日本は鈍感になったかもしれない。

19世紀の末、西欧列強に抵抗したアフマド・オラービーというエジプトの政治家がいたそうだ。ウイキペディアの記述によれば、アフマド・オラービーは、明治維新による近代化の成功について、当時の日本には生糸ぐらいしか産業がなく、西欧列強にとって、ス…

この世のリスク

2年ほど前、第五福竜丸の被爆事件について、検索してみたところ、事件の54年後に取材された記事が出て来た。その記事によると、23名の船員のうち、11名が取材当時も存命であるというので、ちょっと意外に感じた。また、事件後に亡くなった方は、火傷…

モノ作りの精神

クズルック村の工場で実践されていたように、“働く人たちの意見”を尊重したりするのは、日本でしか通用しない時代遅れの経営手法だと言われて久しい。 実際、家電の製造など、もう日本のやり方では、競争力を維持出来なくなってしまったようだ。 数年前まで…

日本の政界の“心理的な言い訳”?

アメリカでは、世界タイトルを取るぐらいのボクサーなら、自分が主体となって、コーチやらトレーナーを雇い入れて試合に臨む。試合の後で、敗戦の理由をトレーナーの調整ミスだとして、トレーナーを訴えたりもする。 ベニテスという名選手が、ハーンズとタイ…

アメリカン・シンドローム

前回、トルコには“自分たちよりも進んだ国”“後れた国”という見方をする人たちが少なくないと書いてしまったけれど、あれをトルコの友人たちが読んだら不愉快に思うでしょう。「日本にも沢山いるじゃないか」と言うに違いありません。ある友人の話では、ほん…

多文化主義と国際交流

90年頃だったか、もう少し後のことだったか忘れてしまいましたが、韓国の政治家が日本のテレビ局のインタビューに答えて、「我々は大きなシンガポールを目指す」と語っていたのが印象に残っています。シンガポールのような多文化主義の国になるという趣旨…

多様性は豊かさなのか?

オスマン帝国の時代、シリア正教の総主教座はマルディン県に所在していましたが、現在はシリアのダマスカスにあります。スリヤーニと呼ばれるシリア正教徒の方から聞いた話では、共和国の初期(1932年)に当時の総主教が亡くなり、後継者はマルディンで…

野茂投手、1000日ぶりにメジャー登板

“時に感じて 花にも涙を濺ぎ、別れを恨んで 鳥にも心を驚かす”という詩は、つらい時世に何を見ても悲しくなり、何を聴いても心穏やかでいられない心境を詠んだものと教わったけれど、『それだけ何にでも感動していたってことじゃないのかなあ』と思ったりも…