メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

私事・体験談・回想等々

[キンシャサの奇跡]

《2014年10月31日付け記事の再録(1)》 1974年の10月30日、コンゴのキンシャサで挙行されたボクシングのヘビー級タイトルマッチで、モハメド・アリがチャンピオンのジョージ・フォアマンを8回KOに降した。これを、私たちのようなファン…

「イワナミ先生&ツバキ先生」

《2013年9月30日付け記事の再録》上記の駄文で、“感涙にむせぶエロ中年男”を想像してみたけれど、当初、「感涙にむせんだ」とすべきところを、「感涙にむせった」などと書いてしまった。“むせる”じゃなくて、“むせぶ”であることは解っていたが、なんと活用が…

ハングル事始め:「我々の子供たちは我々の民族学校へ」

1985年、私は上記の産廃屋で働いていた時に韓国語の勉強を始めた。 この会社へ来る前にも、韓国・朝鮮に対しては多少の興味を持っていたけれど、それは中国やシルクロードへの憧れに付随したものに過ぎなかったような気もする。 韓国・朝鮮を初めて身近…

日本の「朝鮮高校」と韓国の「大和高校?」

1983~5年、私が上記の川越にある産廃屋で働いていた当時、川越から所沢にかけての地域には、同様の産廃や廃品回収の業者が多かったけれど、経営者の殆どは在日韓国・朝鮮人か、さもなければ被差別部落系の人たちだったのではないかと思う。 しかし、社…

産廃屋の思い出/(1)犬の災難

《2008年7月の記事を書き直して再録》 1983年、23歳になって、もう少し収入を増やそうかと思い、スポーツ紙の求人欄に出ていた「35万上確・4tダンプ」の文字に引かれ、川越にある産業廃棄物処理の会社の寮に住み込んでダンプの運転手をやるこ…

産廃屋の思い出/(7)ふざけるな?

《2008年7月の記事を書き直して再録》 前回お伝えしたスコップを手にしての積み込み作業、あれは結構しんどかった。コンクリを破砕したガラが多かったものの、残土を積まされることもあった。 大概の場合、荷台の後ろと片側だけに高さ1mぐらいのベニ…

華僑友人の自死

2002年に米国で亡くなった華僑の友人には、1983年頃、高校同期の友人が引き合わせてくれた。当時、私たちは23歳、華僑の友人は3つほど年長だったと思う。しかし、私にとって友人付き合いと言えるようなものは、韓国への語学留学から帰国した19…

目標は60~61㎏!

福岡にいた昨年の今頃、体重は63~4㎏を推移していた。9月に現在の高砂市へ越してから、糖質制限を再開したことで61~2㎏ぐらいまでになり、風呂上りに計ると60㎏を下回ったりしたが、冬の到来と共にまた体重は増え始めていた。 山を歩いたりジョギ…

病院たらいまわし!

先月、勤務先で義務付けられている健康診断を受けたところ、診断結果の「腫瘍マーカー」という欄に「再診が必要」という印があり、再診結果を会社に報告しなければならなくなった。 そのため、診断を受けた病院に赴いて、受付で診断結果を見せて相談すると、…

高校の寮の衛生状況

コロナウイルス対策として政府が勧めた休校処置が話題になっている。学校の寮が閉鎖され、生徒が帰宅している例もあるそうだ。 40数年前、私が全寮制の高校に在籍していた頃、感染症の拡大が騒ぎになり、当局者があの寮を視察していたらどうなっていたか?…

「非常事態宣言下の旅」

《2014年10月14日掲載記事の再録》 クズルック村にいた頃(1999~2003)、近所に高圧電線敷設の技術を持った男がいて、時々、長期間泊り込みで地方へ出かけては、敷設作業に携わっているようだった。いつだったか、その男が南東部ディヤルバクル周辺…

駐車場の黒いヤギ

1994年の9月、3年ほど暮らしたトルコから日本へ帰って来ると、とりあえず川崎の産廃屋でダンプの運転手として働き始めた。この会社は経営者も従業員もその殆どが沖縄の人で、寮の周辺にも沖縄料理屋が多かった。 多分、1~2日先輩のダンプに同乗して…

1999年8月-トルコ北西部大地震の追憶

1月17日、阪神大震災から25年が過ぎた。そして、一昨日(24日)は、トルコの東部エラズー県で大きな地震があったという。多くの方が亡くなり甚大な被害に見舞われているようだ。 トルコの東部では、2011年10月にもワン県を中心に大地震が起きて…

全寮制の我が母校

鹿児島では、ラサール高校の様子も見に行って、それを写真に収めて来た。私の母校は、全寮制の高校だったので、やはり寮のある進学校として有名なラサール高校には、高校生の当時から非常な関心があったのだ。当時は、ラサール高校も全寮制であると思い込ん…

韓国からトルコへ

フィギアスケートのザギトワ選手は、競技活動の停止を発表しながら、「(人生は)常に何か満たされないものがあるべきだ。スタートの状態に戻りたい」と語ったそうだ。全てやり遂げてしまった達成感が、このような心境に至らせたという。 ザギトワ選手に限ら…

糖質制限ダイエット?

この高砂市に来てから、また糖質制限を始めた。といっても少し緩めの制限だが、以来、1ヶ月の間に4キロぐらい落ちて、久しぶりに60キロを下回っている。 糖質制限は、外食の場合、トルコの方がやり易かったと思う。パンやライスさえ食べなければ、料理に…

姫路城

申し遅れましたが、8月末で福岡の職場を辞めて、兵庫県の高砂市に引っ越しました。姫路の直ぐ近くです。 高校時代の友人がここで警備員の仕事を斡旋してくれたので、有難く応えることにしました。 就学生らの話が聞けなくなるのは寂しいけれど、大阪にも1…

メルハバ通信

このブログは、2004年から今年の5月まで続けて来た「メルハバ通信」というホームページの「トルコ便り」を引き継いで始められた。 ホームページの中で『メルハバ通信』として掲載された駄文の多くは、もともと2001年頃から2003年にかけて、数人…

熟成された10万円

イスタンブールでは、残金が3千5百ドル辺りを下回ったら、日本へ引き上げなければならないと考えていたが、結局、帰国を決断した時点で残っていたのは、合わせて2千5百ドル相当の預金と現金に過ぎなかった。イスタンブールへの未練が決断を遅らせてしま…

糖質制限のダイエット効果

昨年、一時帰国中に糖質制限を始めると、66~67㎏ぐらいあったはずの体重が、40日間で苦も無く62~63㎏まで減っていた。6月からまたイスタンブールで糖質制限を再開させて、7月中は超糖質制限(MEC)も試みていたため、一時的には、もっと減…

屋久島で見るイスタンブールの夢

今朝、なんとも嫌な夢を見て目が覚めた。イスタンブールの空港で飛行機に乗り遅れたら、その飛行機が墜落してしまい、友人や家族に無事を知らせようとしたものの、インターネットに接続できるところが見つからず、焦っている内に目が覚めたのである。この夢…

屋久島一周/イスラエル人のカップル

日曜日(4月30日)の島内ドライブは、屋久島一周を目指して出発した。「大川の滝」を後にして、島の西側を北上し始めると、間もなく「西部林道」という、森の中の狭い道に入る。ここからは、北部の永田に至るまで集落もなく、バスのような公共の交通機関…

屋久島/大川の滝

昨日の日曜日(4月30日)、屋久島は快晴だった。一週間前に到着して以来、雨や曇りの日が続き、きれいに晴れ渡ったのは、昨日が初めてだったような気がする。だからというわけでもないが、姉の軽トラで、母と島内のドライブに出かけてみた。まず、島の西…

民族問題の難しさ

この川崎の産廃屋の寮で、私を在日の韓国人と勘違いして、「日本人というのは随分おかしな連中だな。おまえもそう思わないか」と訊いた沖縄出身のKさんは、「自分のことを日本人だとは全く考えていない」と明らかにしていた。 彼は、沖縄から本土へ出て来る…

凄い爺さん?

34年ほど前、上記の産廃屋にいた頃、寮の部屋で、私より15~17歳年長の先輩二人、青森県出身のヤマさんと岩手県出身のサトウさん、そして、私より3歳ほど年下で暴走族あがりという20歳の青年エンドウ君と無駄話をしていた。 つけっ放しになっていた…

ムルレア・ムルレア(糸車よ、糸車よ)

韓国への語学留学を準備していた86年頃だったと思う。東京の池袋で、韓国映画の会が催され、産経新聞の黒田論説委員の講演と共に、「ムルレア・ムルレア(糸車よ、糸車よ)」という作品が上映された。 早めに出かけて、入口の前に置かれたパンフレットを見…

糖質制限の問題点

日本では、糖質制限の流行により、「ご飯が悪魔になってしまった」とまで言われているそうだが、実践者はどのぐらい増えているのだろう? トルコにも、テレビ等のメディアで、糖質制限を熱心に勧める識者はいるらしい。しかし、今のところ、流行するような気…

超糖質制限/ケトン体

4月~5月の一時帰国中から、少しずつ始めていた糖質制限。6月末~7月末にかけての1ヶ月間ぐらいは、糖質を徹底的に制限する「MEC(肉・卵・チーズ)/超糖質制限」というのも試してみた。 これをやると、体がブドウ糖ではなく、ケトン体なるものをエ…

衣類はトルコより日本が断然安い!

昨年来、日本へ一時帰国する度に、衣類や靴、ナップザック等を買い込んで来ている。とにかく安い! トルコよりも絶対に安い!といっても、運動靴を除けば、買って来るのは中古品ばかりである。しかし、大規模な中古品専門店では、品揃えも良く、多くの商品が…

理科系の強さ

ここで駄文を公開し始めて12年が過ぎるけれど、アクセスは全く増えなかった。また、アクセスがあったとしても、実際に記事が読まれたかどうかは定かじゃない。おそらく、各記事を初めから終わりまで読んでいることが確かなのは、この世に一人しかいない。…