メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

中国

中国に対する憧れと恐れ

私の中国に対する思いはなかなか複雑である。 まず、中国を意識し始めたのは非常に早く、小学生の頃、NHKの「中国語講座」の冒頭だけを良く観ていた。テーマ曲の「白毛女」のメロディがとても気に入ったからだ。 当時は、白毛女に限らず、ああいったエキ…

中国のウイグル問題は、トルコのドウ・ペリンチェク氏が解決する?

1月29日、中国のウイグル問題について、トルコの祖国党(Vatan Partisi)党首ドウ・ペリンチェク氏が発言している。 祖国党は国会に議席を持たない弱小政党ではあるけれど、軍部に影響力があるとされ、現在、トルコ政界におけるドウ・ペリンチェク氏の発…

栄枯盛衰とはこうして繰り返されて行くのか?

日本では「超過死亡率」が例年を下回ったそうである。つまり、コロナも含めて様々な要因による死亡者の数が少ないのだという。それでも政府は「緊急事態宣言」の延長を協議しているらしい。 おそらく、現在「ロックダウン」等を敢行している国々は、超過死亡…

「選挙に基づく民主主義の制度」は今後も有効なのか?

米国の騒動は、「選挙に不正があった」という主張から始まったようだ。 「既に亡くなっている人の“票”が使われていた」等々、様々な説が飛び交っていたけれど、いずれも真偽のほどは定かではない。 但し、多くのメディアが選挙前からトランプ氏に否定的な報…

四海の内は皆兄弟(死生命あり、富貴天に在り)

《2014年1月4日付け記事の再録》 経済と気持ちの面で余裕のない生活を続けてきた所為か、正月に年賀状を出すのは、もう随分前に止めてしまった。それでも、一昨年(2012年)ぐらいまでは、メールで新年の挨拶などを少し送ったりしていたが、それも…

儒教文明の社会?/「正直者の直躬」

大坂にいた1997年頃、島之内の韓国街にあるビデオ屋さんで借りて来て観た韓国の連続ドラマだったと思う。 金持ちの家で住み込みの運転手として働く男の娘が、その美貌と才能で立身を遂げて行くというストーリーではなかったかと記憶している。 初回の場…

「質実剛健の気風」

《2016年8月17日付け記事を省略して再録》 昨年(2015年)の末頃、“YouTube”により、ドイツの農村で「豚の屠殺・解体」を取材した日本のドキュメンタリー番組を観た。遠い昔、冬の寒さが厳しいその村では、秋の間にドングリなどを食べさせて太ら…

中国のウイグル問題

2009年の8月、イスタンブールでウイグル人の友人が、「中国のウイグル問題」について講演したので観に行ったことがある。 私はこの友人とも1991年にイズミルで知り合った。友人は新疆省のトルファンに生まれ、北京大学を卒業して暫く北京で働いた後…

中国の少数民族問題

中国政府のウイグル人やチベット人に対する弾圧は、かなり前から取り沙汰されている。最近、その「弾圧」は激しさを増しているらしい。 しかし、中国を訪れたこともない私に、実状がどうなっているのか判断するのは難しい。 トルコの「クルド問題」等々への…

狭間で生きる/ウイグル・日本・韓国

1991年の9月頃、トルコのイズミルでウイグル人の青年と知り合った。彼は中国の新疆省に生まれ、高校生ぐらいの時にトルコへ移住してきたのではないかと思う。 「ウイグル人として、日本人である貴方に感謝したい」と礼を述べたので、「何故?」と訊き返…

「情報戦(心理戦)」~香港の事態

一昨日の朝、新快速に三ノ宮の駅、そしてポートライナーも急に人が多くなったように感じた。「緊急事態宣言」後の減少は徐々に進んだので、どのくらい減ったのか実感出来なかっただけで、やはり新快速で3~4割、沿線に医療機関の多いポートライナーでも2…

「緊急事態宣言」は必要だったのか?

「緊急事態」もようやく解除され始めた。街角が活気を取り戻す日も近いのではないかと思う。これから、既に終わった「緊急事態宣言」についての議論はともかく、日本で重篤者が少なかった要因の科学的な研究の進展を期待したい。欧米ではBCG仮説などの検…

コロナという大義名分/トルコの識者の論説

米中の対立も軍事衝突に至ると思っている人は殆どいないだろう。だから安易に対決を煽ったりする。 米国は経済戦と情報戦でソビエトを崩壊させてしまったのだから、また同じようにやる算段なのかもしれない。 その大義名分として「コロナ」を掲げたり、「中…

武漢料理の店

今日は母の89歳の誕生日で、本来なら鹿児島にいるはずだったが、コロナ騒ぎのためにこれも叶わなかった。いったいこの騒ぎをいつまで続けるつもりだろう? 米国が煽り続けているから同調しているのか、させられているのか? そういう裏でもあると思わなけ…

コロナによる攻撃は真珠湾より酷い?

トルコでは、エルドアン大統領が「コロナ後、トルコは中国に代わって世界の工場となる」みたいなことをぶち上げているらしい。トルコリラの下落が止まらないトルコで、こういった将来の期待でも語らなければ、世間が気分的に滅入ってしまうからだろう。 しか…

コロナ報道の怪

このところ、コロナは危惧されたような死亡者の増加を見せていないものの、過激な報道だけは執拗に続けられている。まるでコロナの恐怖を意図的に煽っているような印象さえある。重々しい口調で「〇〇人の感染者が新たに確認されました」と報じながら、その…

コロナ後の世界/「万人は万人に対して狼」

コロナ騒ぎが収まった後、世界はどうなるのだろう? 日本には、各国が協力し合う麗しい世界の実現を期待する人たちもいる。これはトルコでも同様らしい。 しかし、サバー紙のメフメット・バルラス氏は、そういった期待に対して、「『人間は人間の狼だ』とい…

武漢/新型コロナウイルス/世界三大料理と変わった食材

武漢で発生した新型ウイルス肺炎の騒ぎ、どれほど危険な状況なのか医学的な専門知識のない私には、入り乱れる情報の是非も判断し難い。 とりあえず普段通り生活しているけれど、幸いなことに今のところ新型はもちろん、インフルエンザにも風邪にも罹っていな…

質素倹約派と贅沢三昧派?

ネパール人就学生らと接していて、もう一つ気になることがあった。平気で食べ物を捨てる人が多いのである。コンビニで買い込んで来たパンや弁当を送迎車の中で食べ、半分近く残してゴミ箱へ入れてしまう者もいた。 あまり「もったいない」という感覚がないよ…

米中の対決?

「安全靴など履いていたら、労働者みたいでみっともない」と言い放ったヒンズー・インド人の就学生、彼はインドの日系企業でエンジニアとして働いていたそうである。 そのため、日本的な「労働の美徳」については理解があるのか、配送センターでは一生懸命汗…

餃子の王将

週末のお楽しみは、先週も昨晩も博多駅近くの「餃子の王将」だった。最近は週末に出歩くことさえ少なくなったが、出歩いたとしても、せいぜい博多駅辺りまでで、ビールを飲みながら餃子を食べて帰ってくるのが唯一の息抜きになってしまった。 「餃子の王将」…

少数民族の問題~西洋の悪い風

少数民族の問題がいつ頃から提起されるようになったのか解らないが、「少数民族」という概念も西欧の産物だったのではないかと思う。その少数民族の問題だが、日本のように殆ど同一の民族から成り立っていた島国の住人はもちろん、大陸でもドイツの人たちは…

ウイグル料理「エペンディ」

先週、送迎のマイクロバスを運転していて、博多駅からほど遠くない宮島交差点の付近で、「ウイグル料理/EPENDI」という看板を見つけた。寮に帰ってから、ネットで検索したところ、ウイグルの人が経営する料理店のようである。それで、早速、昨日の夕飯を食…

分断国家の研究/ソウルの中国人旅行者

1987年~88年にかけて、韓国語を学んでいたソウルの延世大学語学堂で、初級クラスの頃じゃなかったかと思うが、同じ教室に若いドイツ人の女性がいた。なんでも、分断国家の研究をしていたそうで、韓国へ来る前には、台湾と中華人民共和国でも研究に携…

東洋人顔の大集結

「1951年頃の東京」のセットに集まった東洋人顔の面々、モンゴルの人たちの中には、こういった映画等の撮影で、もう何度も会っている顔なじみも少なくない。その多くは留学生だが、モンゴルの学生たちは、欧米や日本にも多数留学しているだろう。本国の…

騎馬民族と中国から始まる夢物語

40年以上前、中学高校の頃、トルコに関心を持ち始めたのは、騎馬民族への興味からだった。井上靖の「蒼き狼」などを読んで、ぼんやりした憧れを懐いていたのである。チンギスハンのモンゴルはもちろん、ヌルハチの後金(清朝)に至るまで、騎馬民族の物語…

ソウルの中国大使館

8月に訪れたソウルで、改築された中華人民共和国大使館の豪勢な佇まいに驚いた。大使館は、ソウルきっての繁華街ミョンドン(明洞)のど真ん中に位置している。私がソウルに留学していた頃は、中華民国(台湾)の大使館だった。実を言うと、私は改築後の豪…

東洋の日本・中国・韓国

一昨日(25日)、全豪オープン女子テニスで、中国の李娜選手が栄冠を手にした。2011年、李娜選手が全仏で優勝して、テニス四大大会の一つを初めて東洋人が制した“快挙”には、テニスのルールさえ良く解っていない私も、大いに感動した。李娜選手が如何…

四海の内は皆兄弟

経済と気持ちの面で余裕のない生活を続けてきた所為か、正月に年賀状を出すのは、もう随分前に止めてしまった。それでも、一昨年ぐらいまでは、メールで新年の挨拶などを少し送ったりしていたが、それも殆ど書かなくなった。だから、私のところへも正月にメ…

水餃子風・・・

昨日、アクサライに出掛け、また別のウイグル料理屋で、水餃子風の一品を食べてみた。“餃子”には、挽肉じゃなくて、少し噛み応えのある細切れ肉が入っていて、なかなか美味かった。この中に、ラグマンの麺を入れれば、“ワンタンメン風”になるんじゃないかと…